※※ 重要 ※※
「発熱などの症状がある方への対応」「遠隔診療(電話再診など)について」のことは
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新型コロナウイルス感染拡大に対する北海道での緊急事態宣言は3月19日で一旦終了し、4月には札幌市内の小中高校で入学式も行われましたが、それと時を同じくして東京などで急速な感染拡大が起こり、政府は1都6県に対する緊急事態宣言を発令、その後日本全土への緊急事態宣言となりました。

当院はいち医療機関として、平常通りのスケジュールでこれまでと変わらず診療を行っておりますが、定期受診されている患者さんの多くに、ある変化が生じていました。それは…

プレゼンテーション1
・体重が1.5kg以上増えてしまった
・血糖値やヘモグロビンA1cが上がってしまった
・その両方


原因としては、外出自粛や在宅ワークなどで身体活動量が減り、カロリー摂取量も相対的(または絶対的)に増えてしまったことが第一に考えられます。
大変な状況の最中にありながら来院された患者さん達には、それぞれの状況にあわせて対応や指導をさせて頂きましたが、これだけ感染が拡大し、なおかつ市内の一部の病院でさえ院内集団感染が起きているような現状では「病院にいくのも怖い」と思ってしまう方も少なくないと思います。

私たちもそこは重々承知しておりますが、身体活動量低下などにより糖尿病の患者さんに上記のような変化が既に起こっていることは事実ですし、それで更に「治療中断」をしてしまうと非常に大変なことになってしまう危険性を、日本糖尿病協会も以下のサイトで述べています。
https://www.facebook.com/nittokyo/posts/3098536513501080


コロナウイルス感染が収束するまでの間、糖尿病も含めた他の病気が、足踏みをして待っているわけではありません。
「収束してから治療」では手遅れになってしまう病気も多々あるのです。


先日3月21日に当院で開催した糖尿病教室で院長が講演したスライドの一部をお示ししますが、糖尿病の患者さんにおいて、高血糖状態は体内の免疫細胞の機能を明らかに低下させてしまうことが、30年以上前から医学研究で示されています。このことからも、「あとから」ではなく「いま」手を打たなくてはいけない慢性疾患であると言えるのではないでしょうか。

スライド2

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糖尿病患者さんがかかりやすいとされている感染症はいくつもありますので、ご参考までに。

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さて、札幌市内の一部医療機関でも集団感染が起きている今、当院でも感染拡大防止のための対策をさらに強化して行っております。先日より待合ロビー内の座席を一部減らして、他の患者さんとの間隔をなるべく広く取るようにし、また入口風除室内に消毒液も設置いたしました。
また、当院は開院以来「予約制」をとっておりますが、それに加えて「空いている時間帯の電話案内」も行っており、来院される患者さんの不安軽減・感染リスク軽減に一層の努力をしております。
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家で過ごすことが多くなり、スポーツジムなども閉鎖された結果、身体活動量の低下などから体重や血糖が上昇してしまうことを避ける上では「立ち仕事などの家事」も「運動」であるということを覚えておいて頂けたらと思います。普段家事をされない方はこの機会に、またいつも家事をされている方はより念入りに家事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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また、ポータルサイト「糖尿病ネットワーク」では、室内でできてかつ効果的なエクササイズを、下記のサイトで動画付きで解説していますので、こちらも参考にされると良いと思います。
https://dm-net.co.jp/fitness/jitsugi.php


糖尿病の患者さんも、その他の皆さんも、この局面を何とか乗り切り、「感染収束後も元気でいられるよう」ともに頑張っていきましょう!