さっぽろ山鼻内科・糖尿病クリニック 公式ブログ

札幌市中央区南部(山鼻・伏見・幌西地区)および札幌市南区をカバーする、糖尿病専門医・内科専門医によるクリニックのブログです。

2020年01月

あけましておめでとうございます。
前回の投稿(ブルーサークル山鼻)の頃は、ちょうど開院1周年、同時に厚生局による初回指導(新規開設医療機関は開院から大体1年以内に必ず受けなくてはなりません)があり、そして例年よりも早いペースでインフルエンザ流行があり、とても慌ただしい日々の連続でした。このブログの更新はおろか、これまでは大体1日おきくらいのペースでスタッフがアップしていたFacebookなどへの投稿もペースダウンしてしまい、誠に申し訳ございませんでした…。

さて、例年にない少雪で、藻岩山スキー場も12月中にオープンできないという、きわめて異例な今年の札幌の冬。けれども、例年通り札幌伏見稲荷神社への初詣に足を運びました。

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例年なら雪に埋もれているという感じの境内ですが、今年は沿道の笹や草が雪の間からたくさん見えており、やはり雪の少なさを感じます。
そして今年も、クリニックの抱負・願いをこめた絵馬をかけて参りましたが、今年はもっと患者さん一人一人に「寄り添う」「お力になれる」ようにしたいと思っておりますー昨日、当院開院後1年間の糖尿病診療実績をホームページにアップしましたが、治療を中断されてしまった方や、糖尿病腎臓病(腎症)が出始めている方もおりました。我々として、患者さんたちのためにできることは何か。基本としてはやはり「向き合い」「寄り添い」「ささえる」ことが基本ではないかと思った次第です。

そして、最後にひかせて頂いたおみくじは「吉」でした。地道な努力がやがて実を結ぶ、そんな一年であることを願いたいです。

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当院も開院1年が過ぎ、今回は開院から1年間における糖尿病診療の実績を以下にお示ししたいと思います。

なお、今回は転出などにより当院フォローから外れた患者さんを除外して再集計を行いました。

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当院でフォローさせて頂いている糖尿病患者さんは、2019年6月を境に大幅に増加し11月末で284名、その後も日々新患の方が来院されており現時点で約300名に達しております。


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当院が位置している中央区にお住まいの患者さんが全体の3/4を占めておりますが、中央区以外の区では南区からの患者さんが引き続き増えてきております。南区から石山通(国道230号線)などを経由して都心へ向かうルートの途中に当院が位置する山鼻地区があるという関係上、お車でも通院しやすいのではないかと考えております。

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2型糖尿病の患者さんのほかに、1型糖尿病の患者さんも1年間で10人を超えました。他院からの転医のほか、当院で初めて診断・治療を開始することとなった1型糖尿病患者さんもおられました。1型患者さんを対象とした持続皮下インスリン注入療法(CSII)の実績もあります。


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2019年5月末に旧・大通り内科クリニックが閉院し、同院に通院されていた方が当院へ数々転医されたことは、6月以降に患者さんの数が増加した要因の一つではありますが、検診で尿糖・血糖異常を指摘された、総合病院などからのご紹介などにて来院される患者さんも増えてきております。


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当院開院から1年が過ぎ、病歴も病状も様々な患者さんが受診されるようになりました。初診時からHbA1c10%を超えるような高血糖の方、病態的にコントロールが難しい方も数々おられますが、それでも初診から6ヶ月でHbA1cを約1%ないしそれ以上改善できることが多いです。
それは単なる薬物療法の効果というだけではありません。当院は常勤の管理栄養士がによる栄養相談(食事指導)や、看護師による療養指導など、医療スタッフが一丸となって患者さんに寄り添い支える糖尿病診療を開院以来大切にしております。決して「押しつけ」ではない、患者さん1人1人とじっくり話し合う当院の栄養相談は大変好評を得ており、糖尿病以外(高血圧、脂質異常、痛風、貧血…)の方の栄養相談も随時行っております。栄養相談については こちらのページ もご参照頂ければ幸いです。

 


以上、当院開院1年間の糖尿病診療の実績・実態をお示し致しましたが、糖尿病合併症-とくに「糖尿病腎臓病」が出現、あるいは疑われる患者さんが当院でも最近増えてきております。糖尿病患者さんを腎不全や人工透析、その他の合併症にしない・悪化させないような早期発見・早期対策が重要と考えております。また、当院でも約5%の糖尿病患者さん(今回の集計からは除外しております)が治療中断されていることが明らかになりました。全国統計では約10%の患者さんが中断しているとされておりますが、糖尿病やその合併症を確実に悪化させる「治療中断」をいかに防いでいくか、水際での対策が重要と思われます。患者数の増加やHbA1cの改善だけでなく、これらの課題への取り組みこそが、当院の2020年のミッションと考えております。

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