昨日に引き続き、さっぽろ山鼻内科・糖尿病クリニックという医院についてQ&A形式で紹介するシリーズの第2弾、今回は「診療」編をお送りします。
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Q8. 「内科・糖尿病クリニック」というけれど、どんな病気を診てくれるのですか?
A8. クリニックで診察・治療が可能な、主な病気は以下の通りです。
・かぜ(咳、鼻水、のどの痛み、発熱その他の症状)、胃腸炎(下痢や吐き気などの症状)、インフルエンザなどウイルス感染症、健診結果その他に関するご相談や再検査 等々、内科として一般的な診療
・糖尿病(1型、2型、妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠、その他の糖尿病)、および「境界型」「糖尿の気がある」と言われた方の診療やご相談、検査を行います

これらのほか、
・高血圧
・脂質異常症(高脂血症)
・高尿酸血症、痛風
これらは生活習慣病に含まれるものですが、ただ漫然と長期間くすりを内服させるのではなく、状態をその都度評価(採血や尿検査、血管検査など)を行い、減らせる薬があれば減らし、またこれらの病気で肝となる「食事指導」「生活指導」を専属の管理栄養士や保健師が行います。

・内分泌、ホルモン関連疾患(甲状腺、副腎など)
・慢性腎臓病(CKD)、腎不全
内分泌疾患は専門病院との円滑な連携が出来る体制にあり、病状の安定している方については定期検査や継続処方を当院で行います。ほか、糖尿病や高血圧などに由来する慢性腎臓病(CKD)については、当院では血清クレアチニン値を院内検査しており、血糖・血圧の管理や食事療法など、重症化させない(透析にならない)ための診療やケアに積極的に取り組んでおります。

その他、健康診断(一般検診、すこやか検診、後期高齢者検診等)、予防接種(インフルエンザ、肺炎球菌、B型肝炎他)を完全予約制にて実施しておりますが、詳しくは次回改めて説明します。

Q9. 紹介状が無くても診てくれるの?
A9. 糖尿病などの慢性疾患で他の病院に通われていた方は、これまでの治療経過などが記された「診療情報提供書(紹介状)」があればベターですが、無い場合でも治療内容がわかるような資料(おくすり手帳など)があれば対応できます。但しその場合は診察に時間を要したり、検査を一通りやり直したりする可能性があることをご了承ください。
かぜなどの急性疾患の場合は紹介状などは不要です。

Q10. クリニックではどんな検査や処置ができるのですか?
A10. まず、院内で行っている検査は
・尿一般検査(尿糖やたんぱく、潜血など)
・血液検査(血糖値、ヘモグロビンA1c、総コレステロール、HDLコレステロール、腎機能検査)
特にヘモグロビンA1cは総合病院同等の精度をもった器械があり、2-3分で結果がわかります。ほかコレステロールや腎機能についても最早10~15分で結果が出ます。
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その他の検査として
・胸部レントゲン検査
・12誘導心電図
・血圧脈波検査(動脈硬化・血管年齢、血管の詰まり度合いなどがわかります)
・ホルター心電図(不整脈の精密検査ができます)
・下肢神経伝導速度検査
・インフルエンザ抗原、A群溶連菌迅速検査
・足爪、皮膚の水虫菌検査  などを行っています
ほかにも、事前予約が必要ですが、頸動脈や甲状腺、腹部のエコー検査も行っております。

処置としては、点滴を行うベッドが2台あるほか、足の胼胝やうおのめを削ったり肥厚した爪の爪切り、その他足のケアを行う専用室を設けています。
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Q11. 医師やスタッフはどんな人?
A11. 院長はクリニックがある山鼻・伏見地域で生まれ育ち、北大医学部を卒業後北大第2内科(内科Ⅱ)で糖尿病を専攻し、北大病院や札幌市内・北海道内の基幹病院で延べ3000人以上の糖尿病患者を診療してきました。総合内科専門医やプライマリケア認定医の資格も有し、総合診療や家庭医の修練も積んできましたほか、北大大学院にて脂肪細胞の生理学に関する研究を行って医学博士を取得、国内・海外での学会発表や学術論文発表も行ってきました。
スタッフは看護師(保健師含む)3名、日本糖尿病療養指導士資格を有する管理栄養士1名、受付事務2名、総務1名の計7名がおります。
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Q12. 受診には予約が必要?
A12. 完全予約制ではありませんので、受診の際は直接ご来院頂いて構いません。
予約も取ることができますので、当院にお電話頂く(011-521-8710)か、12月からはウェブ予約も始めますのでご利用下さい。