さっぽろ山鼻内科・糖尿病クリニック 公式ブログ

札幌市中央区南部(山鼻・伏見・幌西地区)および札幌市南区をカバーする、糖尿病専門医・内科専門医によるクリニックのブログです。

◆糖尿病や高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病および内科一般診療
◆札幌市健康診断、その他各種健康診断実施
◆インフルエンザワクチン、各種予防接種
◆夜間診療(~19:30受付)、早朝診療(7:30~受付)実施
◆ヘモグロビンA1cや総コレステロール、動脈硬化検査がすぐにできます
◆ウェブ予約可能
◆管理栄養士、保健師が常勤。食事・生活、いつでも何でも相談できます

所在地:札幌市中央区南17条西17丁目3-1
(札幌市電「西線16条」および山鼻郵便局から徒歩約4分、バス「南17西18」停から徒歩約2分です)

クリニックのメインサイト http://clinic.yamahana.jp/

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2020年に始まり、未だ収束が見えないコロナ禍。その中で、当院での診療があり、運営・経営があり…日々は足早に過ぎて2021年6月。当院は開院から数えて3度目の夏を迎えました。
このブログの3年前(2018年)の記事では、3年前の今は、当院の新築工事が着工となった頃。先日6月9日のラジオでその当時の回想録を少しだけお話しましたが、初めは資金調達が思うようにいかず、開院後もしばらくの間は地域から「イロモノ」扱いされていたところもあった当院でした。しかし、「(地域に認められるまで)まずは3年粘ろう」という、当院向かいのルゥ歯科・當山院長先生の言葉を信じて、毎日一歩一歩歩んで…途中に多少の困難があり、そしてこのコロナ禍もありましたが、昨年暮れころからようやく歯車がかみ合ってきた、手ごたえが感じられるようになってきたと思うようになり、この山鼻という地域にもようやく認められ始めたと思える出来事もありました。
当院が開院時から掲げている理念・コンセプトの中で「学び・つながり・ふれあいを大事に」というフレーズがあります。心身のすこやかさ(健康)は、日々の暮らしのなかで幸せさや生き甲斐、等々をどれだけ感じられるかということと密接に関連していると考えていますが、地域の人たちや当院通院中の患者さんたちと同じ時間・空間を共有して、様々なふれあいや語り合いを通して、我々も含めみんなで何かを得る・見つけることが出来たら…という所がそのココロであり、当院でこれまで行ってきた「糖尿病教室」などがそれを実践する場でありました。しかし、このコロナ禍によって、ひととひとが直に向き合ってそうしたことを行える機会が失われてしまいました。私は先日、ようやく2回目のワクチン接種を、札幌市内のとある接種会場で終えたばかりですが、来年以降で「アフターコロナ」という時期に入った頃に、その当院が掲げたものを再開・継続して取り組んでいくのか、あるいは軌道修正すべきなのかがちょっと悩ましいところです。
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コロナ禍の日々、診療を続けていると、いわゆる「ご自愛」するゆとりもなくなっている、何かを抱え込んでいる・鬱積しているような感じの方をこれまでよりも頻繁に目にするようになりました。特に、働き盛りの年代の方でそれが目立つ印象です。自らの健康管理や健康維持はお仕事をしていく上でも必須のことですが、時間的、場合によっては金銭的にそれが出来ないという方。検診などで異常は指摘されていたが、結果的に精査や治療のタイミングを逃し、疾病が重症化してしまったというケースー当院で診療している糖尿病もそうですし、癌などの悪性疾患についても状況が深刻化しています。現在、コロナ変異株の影響で、昨年は見られなかった若い世代(30代~50代)の死亡例も増えてきていますが、その背景に(おそらく無治療であった)重篤な基礎疾患合併があると言われています。「親父を助けて下さい!」と息子が医者に懇願するシーンはドラマなどでよくありましたが、最近では「息子を助けて下さい」と高齢の両親から言われることが増えたと、ある救急医の先生も云っていました。健康寿命、ひいては日本人の平均寿命短縮、人口減少加速化という流れにならないように、やはり働き盛りの人の健康維持は何とかしなくてはいけないのでは、と思っております。糖尿病や脂質異常症などは、あらゆる病気や合併症へと繋がる「入口」になり得ると先日のラジオでも話しましたが、ならば我々はその門番、ゲートキーパーであるわけだから、役割の重みがこれから一層増してくるのではないかと思う次第です。
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今年の札幌の春はまさに駆け足でやってきたというような感じで、当院周りの雪も3月末ですっかりなくなり、雪に覆われていた植栽の草花も全て顔をのぞかせました。
2018年11月に当院が開院して、これが3度目の春。
当院は、山鼻・伏見地域の内科かかりつけ医としての機能のみならず、中島公園以南の地域における糖尿病専門医療機関としての機能を担っており、2021年4月時点で約450人の糖尿病患者さんを当院でフォローさせて頂いております。
先日、山鼻地域のFMラジオ番組「山鼻、あしたもいい天気!」でもお話させて頂いたことですが、当院・さっぽろ山鼻内科・糖尿病クリニックの医療のコンセプトとは何か?

ズバリ「ひとりひとりの患者さんにしっかり、心を込めて寄り添う」こと。
それを開院以来ずっと、私たちは大事にしています。

当院には毎日、平均して22~25人位の糖尿病患者さんが来院していますが、まず患者さんが来たら、初めての方であれば看護師などが個室などで丁寧に問診をとります。2回目以降の方でも、診察や検査に入る前に、スタッフが患者さんのもとへ足を運んで、体調の変化はもちろん、その他生活上での変化や心配事などを聞き取ります。とくに糖尿病、ほか検診でしばしばある脂質異常症や高血圧の初診の方には、自覚症状や他の持病の有無のほか、病気そのものに対する不安や、もし治療を始めることになった場合に心配なこと、たとえば「食事制限をされると辛い」とか「医療費の心配」というような、患者さん自らが口にしにくいことも伝えられるように、専用かつオリジナルの問診票をつかい、それを元にさらに詳しく丁寧にスタッフが聞き取りを行います。その後、必要に応じて血液検査や尿検査などを行いますが、血糖値やヘモグロビンA1c、血中コレステロール値などの項目は院内検査を実施していて、採血から15分弱で結果が出ます。そこから診察などに入っていくのですが、当院ではこんな感じで問診や面談などを非常に重視しているので、とくに糖尿病で初診される方はお時間にゆとりを持ってのご来院をお願いしております。

糖尿病は、早期に発見しかつ早期からしっかりと手を打ち、そして安定期に入ったらそれを維持するということがきちんと出来れば決して怖い病気ではないのですが、そういったことが一見簡単そうに見えて、実際はなかなかうまくいかなかったりすることもあります。糖尿病の治療は、決して身体にメスを入れたりするような大掛かりなものではなく、今では治療薬も進歩してとてもシンプル・簡便なものなのですが、何らかの事情で治療が中断してしまう、安定期に入っていたとしても中断があると、一転して最初の時よりも悪い状態にまで戻ってしまいます。当院長は山鼻内科をつくる前に、大学病院や総合病院などで数多くの糖尿病患者さんを診てきましたが、「中断する」という点に限って言えば、働き盛りの人たちが、受診や通院の都合がつけられない、都合がつく曜日や時間帯に病院がやっていないというのがやはり主な理由であり、そのことは全国的な統計データでも明らかにされています。あとは、高齢者でない方々は、そもそも「病院」というものに縁が乏しい、「通院」といわれてもしっくりこないという所もあると思います。

そのような点も踏まえて、当院は開院以来、夜19時半までの夜間診療を毎週月曜日と木曜日、さらに朝7時半からの早朝診療を毎週水曜日と金曜日に実施しています。当院に通院されている糖尿病患者さんの平均年齢は約58歳と、全国平均からみても若い、働き盛り世代の患者さんが中心になっていますが、たんに夜や朝に診療をしているからというだけでこうはならないと思います。当院に通院されているある患者さんが仰っていましたが、スタッフひとりひとりの気さくさや丁寧さなどといったものが、つい足が遠のきがちな病院というものの雰囲気を変えてくれるような…そんな方向に作用しているんじゃないかなと思っております。

未だゴールが見えてこないコロナ禍の中、心身の健康に不安を抱えてしまう方も少なくないと思います。すっかり言い古された、ごく当たり前のフレーズですが、「病気だけではなく、ひとを診る、そして看る」こと。私たちは日々、それを純粋に希求してクリニックの診療をしています。私たちの仕事でもって、色々慌ただしい落ち着かない日々の中に、ほんのかすかな光だけでももたらすことが出来たらと願うばかりです。


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当院は2ヶ月毎に、山鼻地域のFMラジオ番組「山鼻、あしたもいい天気!(愛称:やまてん)」に出演させて頂いております。
「やまてん」は、2006年4月から約15年続く、FMラジオカロスサッポロの長寿番組であり、山鼻地域に縁のあるパーソナリティ8チームが週替わりで1時間の生トークをお送りしており、当院も2019年の春からパーソナリティに「ラジオ山鼻内科」として仲間入りさせて頂いております。

今回はラジオ山鼻内科として第11回目の放送。長引くコロナ禍の中で、皆さんの心身の健康ーとくに「こころの健康」はどうでしょうか?
とくに、30代~60代の男性のこころの健康を、院長そして当院として非常に案じております。
コロナの感染に対する不安はもちろんですが、それ以外に在宅ワークや外出自粛などで人と人との触れ合いが激減、仕事の勝手の変化、家族との過ごし方が変化することによる家庭内での葛藤、売上の減少による廃業や解雇への不安…色々なことが引き金になって、いわゆる「コロナ疲れ」のみならず、気力がわかない・眠れない・ちょっとした決断にも時間がかかるなどの「抑うつ気分」、それを晴らそうとするために大量飲酒などに走ることによる「依存症」の懸念など、コロナ禍は人々のこころの健康に対しても様々な悪影響を与えていることが、精神医学などの専門家からも色々と示唆されています。

それらに対してどう対処するか、やりすごすか?今回の放送ではその辺のことをごくごく簡単にお話させて頂きました。ポイントは「伝えられる誰か」の存在と、「思い出の(またはお気に入りの)音楽」。また、女性に比べて男性はストレスコーピングの取り組みやスキルが低い傾向にあります。ギャンブルや飲酒以外の方法で、ストレスをため込まない・やり過ごす、あなたなりの方法を見つけて頂けたらと思う次第です。

もちろん、糖尿病についてのことも。番組最後のメッセージはまさに至言です。

「病院にも行かず何もせずして良くなるわけじゃないのが糖尿病なんです。そのことに気付けるかどうか?それが、貴方が『糖尿病』に勝てるかどうかの境目になるんです」
このことは、当院に来院された方々を見ていても、実に明らかなことです。

放送をお聴きのがした方は、上で表示されているYouTubeのリンクから視聴できます。よろしければどうぞお聴きになってくださいね!

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「ラジオ山鼻内科」はFMラジオカロスサッポロ(札幌地区FM78.1MHz)の番組「山鼻、あしたもいい天気!」のいちチームとして、偶数月第2水曜日の夜20時から生放送でお送りしています♪
当院の次回出番は4月14日(水)を予定しています。今後よろしくお願いします!

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